WEC 2019-2020年 第5戦 ローン・スター・ル・マン 決勝:TOYOTA GAZOO Racing、2台共に表彰台フィニッシュでランキング首位を堅守
Toyota City, Japan, Feb 25, 2020 - (JCN Newswire) - 2月23日(日)、米国テキサス州オースティンに位置するサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で、2019-2020年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦ローン・スター・ル・マンの決勝が6時間レースとして行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは、2台が揃って表彰台フィニッシュを果たしました。
TS050 HYBRID 7号車(マイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)
3位(トップと2周差)、187周、ピットストップ7回、グリッド2番手、最速ラップ : 1分51秒970
TS050 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、ブレンドン・ハートレー)
2位(トップと51.524秒差)、189周、ピットストップ7回、グリッド3番手、最速ラップ : 1分50秒589
セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車はミス無くレースを戦い、優勝したレベリオン1号車から51.524秒差の2位でフィニッシュ。2位につけるドライバーズ選手権争いで、首位との差を縮めました。
マイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は、最大値に設定されたサクセス・ハンディキャップにより、ライバルと対等に争うのは厳しい状況でしたが、それでも着実に6時間レースを戦い抜き、3位表彰台を獲得。ドライバーズ選手権では5ポイントリードで首位の座を守っています。
また、TOYOTA GAZOO Racingが首位に立つチームランキングでは、2位のレベリオン・レーシングとの差が33ポイントに縮小しましたが、シーズン残り3戦でのタイトル獲得を目指します。
6時間の決勝レースは、雲に覆われた空と、強風の下で正午にスタートが切られました。最前列2番手グリッドの7号車はロペス、3番手グリッドの8号車はブエミがスタートを担当。サクセス・ハンディキャップの差が大きかったこの2台は1周目で順位が入れ替わり、8号車が2位へ浮上しました。
2位へとポジションを上げた8号車のブエミは、ポールポジションからスタートし首位を逃げるレベリオン1号車から離されないように懸命な走行を続けました。スタートから90分経過後、8号車は首位と30秒差の2位でブエミからハートレーへとドライバー交代。3位の7号車はさらに40秒後方でロペスからコンウェイへとステアリングを引き継ぎました。
8号車はピットでの素早い作業で首位との差を20秒まで詰めると、ハートレーの好走でこれを維持し、首位へのプレッシャーをかけ続けました。ここCOTAで過去に3勝の経験を持つハートレーは、給油ピットの後も素晴らしいラップタイムで周回を重ねました。
レースが折り返しを過ぎて間もなく、8号車はハートレーから中嶋へと、7号車はコンウェイから小林へとドライバーチェンジ。共にそれまでと同様のレース展開で首位を追いました。
大きなサクセス・ハンディキャップにより、首位との差を縮めるのは困難でしたが、8号車の中嶋はプッシュを続け、最小限のタイムロスで最後のスティントを担当するハートレーへと交代。この時点で1周遅れとなっていた7号車も小林からロペスへ最後のバトンを渡しました。
8号車のハートレーは2位でチェッカー。7号車のロペスが2周遅れの3位で続き、TOYOTA GAZOO Racingは2台共に表彰台フィニッシュという結果でシーズン第5戦を終えました。
2台のTOYOTA GAZOO Racingは、今大会終了後もそのまま米国に留まり、3月20日にフロリダでWEC第6戦として行われるセブリング1000マイルレースに挑みます。この第6戦は、全8戦で戦われているWEC 2019-2020年シーズン最後の欧州外でのレースとなります。
村田 久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
レベリオン・レーシングの皆様、優勝おめでとうございます。我々も全力を尽くし、与えられた条件下でTS050 HYBRIDの性能を最大限引き出せたと思いますが、勝利には少し足りませんでした。当地テキサスで応援頂いた全てのファンの皆様に感謝します。また本日の2位表彰台により依然として選手権ポイントをリードしています。来月に迫るセブリングレースが待ちきれません。目標はもちろん、表彰台の中央に返り咲くことです。
小林 可夢偉(7号車)
私自身は楽しむことのできたレースでした。チームはレースウィークの当初から素晴らしい仕事をしてくれて、ピットストップも速かったです。サクセス・ハンディキャップを考慮すれば、3位というのは最良の結果だと思います。我々は全力を尽くしましたが、勝利を争うチャンスがなかったのは残念です。とはいえ、優勝したレベリオンはミス無く素晴らしいレースを戦いました。彼らには祝福を送ります。
マイク・コンウェイ(7号車)
厳しいレースでした。自分の担当するスティントでも、競争力あるラップタイムで走るのは困難でした。スタートでホセが前を行く8号車からそれほど離されなかったので、僅かな望みは持っていましたが、その後、差は開いていくばかりでした。我々は選手権争いのために可能な限り上位でフィニッシュすべく努力を続けました。ランキング首位を守れたのが救いです。
ホセ・マリア・ロペス(7号車)
計算上、LMP1クラスで最も遅い車両でレースを戦うのが簡単ではないことは分かっていましたので、この週末は可能な限り多くのポイント獲得する事に集中しました。もちろんレースを戦う以上、いつも優勝を目指していますが、今日は3位が精一杯でした。しかし、レースでは幾つか明るいニュースもありました。TS050 HYBRIDは非常に快適で、何度か良いラップタイムも刻めたことでそのパフォーマンスにも満足していますし、タイトル争いでもまだ我々は首位を守っています。
中嶋 一貴(8号車)
我々にとってはタフなレースでした。首位を行くレベリオンから大きく離されることはありませんでしたが、彼らは勝てるだけの速さを持っていました。ミス無くレースを戦って勝利を挙げたレベリオンチームを祝福します。純粋な速さでは我々に勝つチャンスはなかったと思います。我々はチームとして最大のパフォーマンスを発揮することに集中し、この週末、チームはそれに応えて素晴らしい仕事をしてくれました。
セバスチャン・ブエミ(8号車)
我々は今日、最善を尽くしましたし、これ以上できることはなかったでしょう。優勝したレベリオンは本当に素晴らしい走りで、我々には彼らを破るだけのペースがありませんでした。チームメイトの7号車がさらに多くのサクセス・ハンディキャップを課されたことで彼らとのバトルもなく、淡々としたレースになりました。我々は自分たちのできる限りのレースをしましたが、やや不思議な気分です。
ブレンドン・ハートレー(8号車)
我がチームは、ドライバーがミスなくスティントをこなし、ピットストップも素早く良いレースを戦いました。何かが起こらなけらば逆転が難しいことは分かっていましたが、レベリオンは完璧に走り切りました。彼らはとても競争力が高く、明らかに我々よりも良いペースで走っていました。決勝レース中、TS050 HYBRIDは快調で、他クラスの車両をかわしながらの走行は非常に楽しかったのですが、ライバルとの接近戦ができなかったのが少し残念です。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/31741772.html
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
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source http://www.jcnnewswire.com/pressrelease/57462/3/
TS050 HYBRID 7号車(マイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペス)
3位(トップと2周差)、187周、ピットストップ7回、グリッド2番手、最速ラップ : 1分51秒970
TS050 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、ブレンドン・ハートレー)
2位(トップと51.524秒差)、189周、ピットストップ7回、グリッド3番手、最速ラップ : 1分50秒589
セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車はミス無くレースを戦い、優勝したレベリオン1号車から51.524秒差の2位でフィニッシュ。2位につけるドライバーズ選手権争いで、首位との差を縮めました。
マイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は、最大値に設定されたサクセス・ハンディキャップにより、ライバルと対等に争うのは厳しい状況でしたが、それでも着実に6時間レースを戦い抜き、3位表彰台を獲得。ドライバーズ選手権では5ポイントリードで首位の座を守っています。
また、TOYOTA GAZOO Racingが首位に立つチームランキングでは、2位のレベリオン・レーシングとの差が33ポイントに縮小しましたが、シーズン残り3戦でのタイトル獲得を目指します。
6時間の決勝レースは、雲に覆われた空と、強風の下で正午にスタートが切られました。最前列2番手グリッドの7号車はロペス、3番手グリッドの8号車はブエミがスタートを担当。サクセス・ハンディキャップの差が大きかったこの2台は1周目で順位が入れ替わり、8号車が2位へ浮上しました。
2位へとポジションを上げた8号車のブエミは、ポールポジションからスタートし首位を逃げるレベリオン1号車から離されないように懸命な走行を続けました。スタートから90分経過後、8号車は首位と30秒差の2位でブエミからハートレーへとドライバー交代。3位の7号車はさらに40秒後方でロペスからコンウェイへとステアリングを引き継ぎました。
8号車はピットでの素早い作業で首位との差を20秒まで詰めると、ハートレーの好走でこれを維持し、首位へのプレッシャーをかけ続けました。ここCOTAで過去に3勝の経験を持つハートレーは、給油ピットの後も素晴らしいラップタイムで周回を重ねました。
レースが折り返しを過ぎて間もなく、8号車はハートレーから中嶋へと、7号車はコンウェイから小林へとドライバーチェンジ。共にそれまでと同様のレース展開で首位を追いました。
大きなサクセス・ハンディキャップにより、首位との差を縮めるのは困難でしたが、8号車の中嶋はプッシュを続け、最小限のタイムロスで最後のスティントを担当するハートレーへと交代。この時点で1周遅れとなっていた7号車も小林からロペスへ最後のバトンを渡しました。
8号車のハートレーは2位でチェッカー。7号車のロペスが2周遅れの3位で続き、TOYOTA GAZOO Racingは2台共に表彰台フィニッシュという結果でシーズン第5戦を終えました。
2台のTOYOTA GAZOO Racingは、今大会終了後もそのまま米国に留まり、3月20日にフロリダでWEC第6戦として行われるセブリング1000マイルレースに挑みます。この第6戦は、全8戦で戦われているWEC 2019-2020年シーズン最後の欧州外でのレースとなります。
村田 久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
レベリオン・レーシングの皆様、優勝おめでとうございます。我々も全力を尽くし、与えられた条件下でTS050 HYBRIDの性能を最大限引き出せたと思いますが、勝利には少し足りませんでした。当地テキサスで応援頂いた全てのファンの皆様に感謝します。また本日の2位表彰台により依然として選手権ポイントをリードしています。来月に迫るセブリングレースが待ちきれません。目標はもちろん、表彰台の中央に返り咲くことです。
小林 可夢偉(7号車)
私自身は楽しむことのできたレースでした。チームはレースウィークの当初から素晴らしい仕事をしてくれて、ピットストップも速かったです。サクセス・ハンディキャップを考慮すれば、3位というのは最良の結果だと思います。我々は全力を尽くしましたが、勝利を争うチャンスがなかったのは残念です。とはいえ、優勝したレベリオンはミス無く素晴らしいレースを戦いました。彼らには祝福を送ります。
マイク・コンウェイ(7号車)
厳しいレースでした。自分の担当するスティントでも、競争力あるラップタイムで走るのは困難でした。スタートでホセが前を行く8号車からそれほど離されなかったので、僅かな望みは持っていましたが、その後、差は開いていくばかりでした。我々は選手権争いのために可能な限り上位でフィニッシュすべく努力を続けました。ランキング首位を守れたのが救いです。
ホセ・マリア・ロペス(7号車)
計算上、LMP1クラスで最も遅い車両でレースを戦うのが簡単ではないことは分かっていましたので、この週末は可能な限り多くのポイント獲得する事に集中しました。もちろんレースを戦う以上、いつも優勝を目指していますが、今日は3位が精一杯でした。しかし、レースでは幾つか明るいニュースもありました。TS050 HYBRIDは非常に快適で、何度か良いラップタイムも刻めたことでそのパフォーマンスにも満足していますし、タイトル争いでもまだ我々は首位を守っています。
中嶋 一貴(8号車)
我々にとってはタフなレースでした。首位を行くレベリオンから大きく離されることはありませんでしたが、彼らは勝てるだけの速さを持っていました。ミス無くレースを戦って勝利を挙げたレベリオンチームを祝福します。純粋な速さでは我々に勝つチャンスはなかったと思います。我々はチームとして最大のパフォーマンスを発揮することに集中し、この週末、チームはそれに応えて素晴らしい仕事をしてくれました。
セバスチャン・ブエミ(8号車)
我々は今日、最善を尽くしましたし、これ以上できることはなかったでしょう。優勝したレベリオンは本当に素晴らしい走りで、我々には彼らを破るだけのペースがありませんでした。チームメイトの7号車がさらに多くのサクセス・ハンディキャップを課されたことで彼らとのバトルもなく、淡々としたレースになりました。我々は自分たちのできる限りのレースをしましたが、やや不思議な気分です。
ブレンドン・ハートレー(8号車)
我がチームは、ドライバーがミスなくスティントをこなし、ピットストップも素早く良いレースを戦いました。何かが起こらなけらば逆転が難しいことは分かっていましたが、レベリオンは完璧に走り切りました。彼らはとても競争力が高く、明らかに我々よりも良いペースで走っていました。決勝レース中、TS050 HYBRIDは快調で、他クラスの車両をかわしながらの走行は非常に楽しかったのですが、ライバルとの接近戦ができなかったのが少し残念です。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
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概要:トヨタ自動車株式会社
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