富士通、電子チケットサービス「チケットレボリューション」が北海道日本ハムファイターズ様に採用
「チケットレボリューション」では、購入者は、すでに会員・クレジットカード情報を登録している場合は、最短3ステップ（試合日選択・座席選択・決済）で簡単にチケット購入が可能となります。また、2020年シーズン中に、購入後の隣席の追加購入や変更、公式リセール、シーズンチケット電子販売、予約販売といった機能を段階的に追加し、チケット購買率の向上と空席の販売機会創出を実現します。
当社は、「チケットレボリューション」を2020年度中に商品化し、プロ野球だけではなくプロスポーツ業界やエンターテインメント業界へ汎用性のあるサービスとして提供し、デジタルビジネスを加速させていきます。
背景
近年、プロ野球業界では観客動員数は増えているものの、新たな観客をいかに取り込むかが課題となっており、これまで観戦したことがない人が気軽にチケットを購入できるサービスのニーズが高まっています。また、プロスポーツ業界全般においても、チケット販売は、時流に沿ったユーザビリティの提供、柔軟な価格設定、配席業務の効率化、システムダウンによる機会損失や個人情報漏洩といったさまざまな課題を抱えています。
そうした中、ファイターズ様は企業理念「Sports Community」の実現を掲げ、2023年のボールパーク化構想（注3）や、あるべきチケット販売システムを検討してきました。今回、当社はファイターズ様のチケッティング事業の知見やノウハウを活かした「チケットレボリューション」を開発し、売上や利益を決められた比率で分配するレベニューシェアで本サービスを提供します。
「チケットレボリューション」の特長
1. 業界最速のチケット購入
試合日・枚数・座席・メールアドレス・決済方法を選択するだけで購入でき、すでに会員・クレジットカード情報を登録している場合は、最短3ステップ（試合日選択・座席選択・決済）で購入が可能となります。また、チケット購入の際に、過去の購入情報をもとに購入者の好みに基づいた最適な座席を提示します。
2. 自動配席による業務負荷軽減と販売機会創出
Web経由でのチケット販売に加え、ファイターズ様などの興行主の営業によるチケット販売や団体・窓口販売も含め、あらかじめ設定したルールを基に自動的な配席が可能になります。従来は予約・配席・確定（席通知）・決済の一連の販売プロセスにより予約ごとの配席業務に多大な工数がかかっており、また、連席の予約を受けた場合に席が確保できないなど機会損失が発生していました。本機能により予約ごとにシステムで自動配席を行い、連席の購入要望にも流動的に配席を組みなおすことで、興行主と購入者の双方の課題を解決することが可能となります。
3. 購入後に隣席の追加購入が可能（2020年3月以降提供予定）
チケット購入後に隣席を追加購入することや入場前後の席変更も可能なため、招待券や有料券を持っている場合、家族や友人を気軽に誘うことができ、一緒に観戦が可能となります。
4. 安全・簡単な公式リセール（2020年8月以降提供予定）
従来、リセールは公式のチケット販売サイトとは別の第三者のリセールサイトから行われていましたが、公式のリセール環境を同一プラットフォームで提供することで、安全・簡単なリセールを実現します。シーズンチケットを含むチケット購入者にとっては、行けなくなってしまった試合のチケットを簡単にリセール市場に出せるようになり、空席の販売機会が創出できます。また、興行主にとっては自身でリセール環境を提供することにより二次流通のマーケット情報の把握や総流通量の拡大、手数料を含めた興行収益の拡大に繋がります。
今後の展開
本サービスにより、ICTの力でスポーツ観戦のハードルを低くし、柔軟性をもたせることで新たな観客数の増加に貢献していきます。また、「チケットレボリューション」は、プロ野球に加え他のスポーツやエンターテインメントなどでも活用できるように2020年度中に商品化し、提供していく予定です（当社の決算期は3月末日です）。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/01/27.html
概要：富士通株式会社
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