社会価値研究センター、「責任あるビジネスのための価値モデル」を発表

KYOTO, Japan, Mar 23, 2022 - (JCN Newswire) - 京都にある同志社大学社会価値研究センターは本日、企業や政府が自社や株主だけでなく、顧客、従業員、パートナー、地域社会、地球環境に対して与える影響や生み出す価値を測定・管理することを支援するための2版目のホワイトペーパーを発表しました。


2021年6月に社会価値研究センターが発表した最初のホワイトペーパー「価値の評価」は、世界トップのESGおよびサステナビリティに関する15の枠組みから357の影響力の測定を統合し、企業が主要ステークホルダーに与える価値の影響を客観的かつ透明性をもって測定・管理できるように、7つのステークホルダー、27のテーマ、80の目標モデルを開発したものでした。

今回の第2版にあたるホワイトペーパー「責任あるビジネスのための価値モデル」では、新たに設立された国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の気候関連情報開示プロトタイプ気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の指標、目標、トランジション計画に関するガイダンス、ストックホルム・レジリエンス・センターのプラネタリー・バウンダリー、UNDPの企業・事業体向けSDGインパクト基準、国際金融公社(IFC)のパフォーマンス・スタンダード、Science Based Targetsの気候変動開示などの6つの新しい枠組みから346の影響力の測定値を最初の価値のモデルに統合しています。 これにより、調査した影響力の測定値の合計は703となり、また「パーム油の使用ゼロ」に焦点を当てた自然の価値に関する目標(#81)を新たに一つ追加することができました。

社会価値研究センター長の須貝フィリップ教授は、「責任あるビジネスの取り組みを、ステークホルダーへの影響を測定・管理するための目標ベースかつ客観的で透明性のあるアプローチに集中させるために、私たちのチームは何百もの既存の影響力の測定を調査し、これらを27の共通テーマに整理し、規模や産業、場所にかかわらず、あらゆる企業がステークホルダーに生み出す価値を常に高めるために測定、管理、活用できる81の目標を設定いたしました」と述べています。

この新しいホワイトペーパーは、社会価値研究センターのこちらのウェブサイトから無料でダウンロードすることができます。 https://www.valueresearchcenter.com/ja/2022whitepaper

社会価値研究センターおよびそのプロジェクトの詳細については、 https://www.valueresearchcenter.com/ja 、または須貝フィリップ教授( info@valueresearchcenter.com )にメールにてご連絡ください。

社会価値研究センターについて

同志社大学は2021年11月に「社会価値研究センター」を正式に設立しました。この研究センターの目的は、(1)自らの組織、(2)株主、(3)顧客、(4)従業員、(5)取引先など関連企業、(6)地元地域社会、(7)地球環境といったステークホルダーに対する価値の創造や破壊の影響力の測定、監視、評価、報告する仕組みを研究・開発することです。


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