三菱重工、世界各国の原子力関連企業でつくる“The Group of Vienna”に参画

TOKYO, Sep 27, 2021 - (JCN Newswire) - 三菱重工業はこのほど、国際原子力機関(IAEA)のグロッシー事務局長の提唱により設立され、IAEAと世界各国の主要な原子力関連企業13社が構成するグループ“The Group of Vienna”に参画しました。

この枠組みを通じ、クリーンエネルギーへの転換における原子力の有用性を発信するほか、放射線技術の医療や食料生産への活用といった原子力の平和利用の促進などを議題に、IAEAと各企業トップによる会議を毎年開催します。9月22日のIAEA年次総会に合わせ、オーストリアの首都ウィーンで開かれた発足会議で共同声明が採択され、グループの設立と活動目的ならびに構成企業が発表されました。

三菱重工業はThe Group of Viennaの一員として、IAEAおよびメンバー企業とともにグループの目的達成に向けた活動を推進していきます。

【IAEAによる共同声明】

原子力技術は世界が直面するかつてない問題、気候変動、貧困、クリーンで低廉なエネルギーへの公平なアクセス、医療などの解決に確かな貢献を果たす。エネルギーは持続的な開発を可能にする原動力であり、原子力はクリーン・安定・安全・持続可能なエネルギーを供給し、温暖化ガスを削減し、国際合意である気候目標の達成を可能とし、その他重要な環境目標の達成をサポートする。さらに原子力技術は、がん治療や食料生産などの社会的・経済的目標の達成にも重要な役割を果たす。

IAEAグロッシー事務局長のリーダーシップの下、原子力セクターの主要企業の首脳とIAEAは、原子力の効果的・持続的な活用とイノベーションの推進を通じて至近の世界的課題にいかに対処するかについての対話のプラットフォームとして、The Group of Viennaを設立した。

The Group of Viennaは定期的な会合を開催し、原子力分野における最新の進展と、気候変動や人類の健康といった重要課題に対し原子力がいかに貢献していくかを議論する。このグループは、環境的、社会的、経済的目標を達成し人々の健康と福祉を向上させるため原子力の貢献を拡大するというIAEAの使命をサポートする。

The Group of Vienna創設メンバー:
国際原子力機関(IAEA)
中国核工業集団(China National Nuclear Corporation:中国)
フランス電力(Electricite de France:フランス)
ブラジル国営原子力発電公社(Eletronuclear:ブラジル)
カザトムプロム(NAC Kazatomprom JSC:カザフスタン)
三菱重工業株式会社(日本)
アルゼンチン原子力発電公社(Nucleoelectrica Argentina:アルゼンチン)
ニュースケールパワー(NuScale Power:米国)
ロールスロイスSMR(Rolls Royce SMR:英国)
ロスアトム(ROSATOM:ロシア)
SNCラヴァリン・グループ(SNC-Lavalin Group:カナダ)
フィンランド産業電力(Teollisuuden Voima Oyj:フィンランド)
ウレンコ(Urenco:英国)
ウェスティングハウス・エレクトリック・カンパニー(Westinghouse Electric Company:米国)

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは: 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/210927.html


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